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人とモノ・カネ

人・モノ・カネを人とモノ・カネにくくり直した場合、会計の専門家は何が出来るだろう、どうあるべきだろうと考えてみました。先ず会計基準や(それに基づく)会計処理を通した社会貢献でしょうか。現在は、従来の延長線からは想像もつかない新しいビジネスがGAFAを中心(続々と)生まれています。これに対して、演繹的にアプローチしようとすると(全く新しいビジネスモデルなので)抽象的になりすぎるおそれがあります。機能的にアプローチしようとしても、そもそも(過去の)ビジネス・プラクティスがありません。そこで、会計の原点である原則主義(の考え方)に立ち戻り、新しいビジネスに相応しい会計基準などを主体的に策定し発信します。確かに近年の経済活動は目まぐるしく、(それでも)後追いになるかもしれません。しかしそういう時代だからこそ、会計の専門家による主体的なアクションは意義があると思います。次に将来の収穫を意識します。ともすれば(会計の専門家は)、あるべき姿や理想を追い求めること(のみ)に集中しがちかもしれません。勿論それは大切です。しかしいつか何かの拍子に、例えば現在の前提が変わったら実現する(かもしれない)可能性に対して、今のうちに手を打っておくことも(会計の専門家が社会から)期待されていることではないでしょうか。最後に色々な人と接点を持ち(出来るだけ)現場へ足を運びます。結局は人と現場が全てと考えるからです。それによって想像力を膨らませることも出来るように思います。