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ポール・J・シルビア、高橋さきの[訳] (2015)『できる研究者の論文生産術 どうすれば「た くさん」書けるのか』読了

筆者のメッセージは、毎日決まった時間に論文執筆のための時間をつくること、文章を量産する人たちはスケジュールを立てきちんと守っていることの2点です。確かに、13時間もあれば必要なことは書けそうです。また、言い訳は禁物・アウトラインで書くのは必須・

原則を守れば論文は書けるといった基本を繰り返し説いています。実際、言い訳としてあげられている、まとまった時間がとれない・もう少し論文を読まないと・今は忙しい・気分がのらないなどは、思い当たるものばかりでした(なお本書においてそれらは、全て論破されています)。とはいえ、筆者は当たり前のことを言っているだけかもしれません。しかし、言い訳せずに書け!といった精神論にとどまらず、具体的な書き方まで丁寧に説明しています。遠隔授業が・・・や新型コロナウイルス感染拡大の影響で・・・は封印して、精進しようと思いました。