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レジ袋の有料化

今月からプラスチック製レジ袋の有料化が、小売店に義務付けられました。近所の小売店といえばスーパーです。通常、買い物に行くのは週に12回です。頻度がそれほど高くない上に、以前からエコバッグならぬリュックサックを利用しています。従って、ほとんど(レジ袋有料化の)影響はありません。これに対して、利用頻度が(比較的)高いのは飲食店のテイクアウトです。しかし料理を持ち帰るレジ袋は、お店が用意してくれます。従ってこちらも、ほどんど影響はありません。ところでレジ袋の有料化は、脱プラスチック・海洋汚染を引き起こすプラごみ削減を目指す取り組みです。確かに、レジ袋の再生はあまりありません。それどころか、燃やせば地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出し、海に流れれば海洋のプラごみになります。そのため、脱プラスチック・海洋汚染を引き起こすプラごみ削減が喫緊の課題であることは承知しています。とはいえ、なぜ今レジ袋、しかもレジ袋だけなんだろうという疑問は生じます。例えばスーパーで食料品を買うと、プラスチック製のトレーがついてきます。最近は小分けにされているものが多く、家で処分しなければならないトレーの量はバカになりません。またペットボトルは、すっかり生活の一部として定着しています。実際、日々コンスタントに一定量を消費しています。そういえば、少し前はストローが話題になって(またはやり玉に挙がって)いました。脱プラスチック・海洋汚染を引き起こすプラごみ削減という、難易度が高くかつ多くの利害関係者が複雑に関与する課題に取り組むにあたっては、レジ袋やストロー(といった個々のアウトプット)にフォーカスするアプローチが適切かどうか、他に有効な手立てがあるのではないかといった点を十分検討する必要があるように思います。