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感染症を知る

添付2020年8月7日付日本経済新聞社電子版「[FT] 世界は『次のウイルス』出現に備えよ」は、興味深い内容でした。

添付  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62414120X00C20A8000000/

科学者が、「急速なグローバル化」と「無分別な自然との関わり方」に「歯止めをかけるか事態を反転させない限り病気の発生と大流行が繰り返されると」警鐘を鳴らしています。実際、これまでは100年に1度といったスパンで発生していた新型ウイルスによるパンデミックが、1918年に日本を襲ったスペイン風邪以降は、21世紀に入った最初の20年間で、SARS(2002年)・新型インフルエンザ(2009年)・MERS(2012年)・COVID-19(2020年)と既に4回発生しています。現代は、多くの人が飛行機で世界中を飛び回り、全世界で都市化が進んでいます。従って、未知の新型ウイルスによるパンデミックは、今後も起こると考えた方が良さそうです。一方現代は、AIやスーパーコンピューターによって、新型ウイルスに対抗する薬やワクチンを素早く開発することが出来ます。とはいえ、もぐらたたきやいたちごっこを思い起こさせる、パッチワーク的な対応が得策とは思えません。専門家である科学者の意見を謙虚に聞き、歴史-例えばスペイン風邪流行時の日本や諸外国の事例-に学ぶことを通して、感染症を知る必要があると思いました。