· 

IFRSが占める割合

2020年9月7日付日本経済新聞「国際会計基準の採用は234社、昨年比9社増 東証」によると、「米国会計基準だったトヨタ自動車が2021年3月期からIFRSに移行し、時価総額ベースでは東証全体の42%(前年比6ポイント上昇)がIFRSを適用することになる」そうです。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63532240X00C20A9DTA000/

ところで、東証のHPによると、9月7日時点の東証全体の上場会社数は3,716社、東証一部上場会社数は2,172社です。

https://www.jpx.co.jp/listing/co/index.html

これらを「IFRSが占める割合」としてまとめると次の通りです。 

東証全体の時価総額ベース 42%

東証一部の会社数ベース  11%

東証全体の会社数ベース    6%

わが国で国際会計基準(IFRS)の任意適用制度がスタートしたのは2010年3月期です。それから10年経った現状(の1つであるIFRSが占める割合)をどうとらえるかは興味深いテーマです。また、「欧州やアジアで主流となっている」とのことですがアメリカではどうか?とか、「IFRSに移行すると、投資家が競業企業同士の財務諸表を比較しやすくなり、海外マネーの呼び込みなどの効果があるとされる」そうですが誰がどうやって確かめたのか?といった素朴な疑問も生じます。