· 

もう1歩

2020年10月12日付日本経済新聞で、住友化学の「リバースメンタリング制度」が紹介されています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64861560Q0A011C2XXA000/

同制度の狙いは、「幹部層は若手の発想や知見に触れ、若手は幹部から教訓を得て双方のモチベーションを高める」ことだそうです。確かに「新常態下での新たな取り組み」であり素晴らしいと思います。しかし「若手の発想や知見」と「幹部から教訓」は等価?とか、これからの会社経営や社会活動において「若手の発想や知見」はともかく「幹部から教訓」の役立ち?といった素朴な疑問もわいてきます。せっかくの「新常態下での新たな取り組み」を「経営幹部と若手社員の交流を促す活動」にとどめず、もう1歩、経営幹部は経営を若手社員に委ね若手社員を見守るという、withコロナのニューノーマルにおける新体制への端緒と位置づけてはどうでしょう。