今年の授業は遠隔のみでスタートし、6月から遠隔と対面の併用になりました。正直スタートした頃は、遠隔に対応するだけで精一杯でした。その後時間の経過とともに、少しずつ知見を積み重ねることが出来ました。最近は両者のシナジーも意識するようになりました。振り返ってみると、新型コロナウイルス感染拡大という予期せぬ外圧によるものではありましたが、遠隔と対面という複数の手段を持つことの重要性を認識できたことは幸いでした。遠隔は、今後も状況に応じて積極的に活用してはどうでしょう。実際、会計・簿記は反復学習という面もあり、相性は悪くないと感じています。近年のSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、ガバナンス)に沿った社会を実現すべく、会計基準・簿記技術の理解・習得による経済価値創出に加えて、社会価値創出にも貢献し得る会計プロフェッションの育成は今後の課題(の1つ)です。