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映画『天国にちがいない』鑑賞

この映画の監督は、現代のチャップリンと称される名匠で、パレスチナ系イスラエル人のエリア・スレイマン(という人)です。この映画も、2019年の第72回カンヌ国際映画祭で、特別賞と国際映画批評家連盟賞を受賞しています。その内容は、イスラエルのナザレに暮らす

スレイマンが自身を演じ、映画の売り込みにパリとニューヨークを訪れる様子を描いたものです。ただ映画の中でスレイマンが言葉を発するのは、(NYでタクシーの運転手さんに、ナザレ出身のパレスチナ人であることを答えた)二言だけで、それ以外は自身の周囲で何が起ころうとひたすら傍観するというシュールな作品でした。ただおそらく知識があれば、メタファーを見つけられたに違いありません。しかし正直良く分かりませんでした。とはいえ、パレスチナ・パリ・ニューヨークを旅した気分になりました。またそれぞれの風景やコメディっぽいシーンを楽しむこともできました。色々な映画があるものです。観て良かったです。