脳科学者である筆者が、英語で書いてイギリスで出版した「生き甲斐」に関する本を、別の日本人が、日本語に訳して日本で発売した珍しい本です。筆者は、生き甲斐における5つの柱として、「小さく始めること(Starting small)」「自分からの解放(Releasing yourself)「調和と持続可能性(Harmony and sustainability)」「小さな喜び(The joy of little things)」「今ここにいること(Being in the here and now)」をあげた上で、日本および日本人に見られる様々な生き甲斐を紹介しています。それらを通して「足るを知る」「わびさび」といった、日本独自の奥ゆかしさ・意識にも思いが至りました。興味深い一冊でした。