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修了考査

修了考査は、公認会計士試験合格者に対して「実務補習の内容全体について適切な理解がなされているかどうかを確認するとともに、公認会計士としての実務的な専門能力と適格性の確認を目的とし」て実施されるものです。今年の合格発表は、先日行われたそうです(受験された皆さん、お疲れ様でした)。出所:2021年4月2日付日本公認会計士協会HP

2020年度(令和2年度)修了考査の合格発表について | 日本公認会計士協会 (jicpa.or.jp)

それによりますと、対受験者合格率は49.5%だったようです。修了考査制度は、導入されて15年です。過去の(対受験者)合格率は70%前後でしたが、ここ3年間(の合格率)は50%前後で推移しているようです。確かに、会計・監査の高度な専門性を求められる会計プロフェッションである以上は、修了考査における一定の難易度は必要だと思います。しかし、修了考査を受験される皆さんは、合格率約10%の国家試験をパスされています。したがって、その辺りのバランスは悩ましいように感じました。