東芝が、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる買収提案を受領したそうです。出所：2021年4月7日付日本経済新聞
東芝、買収提案報道「慎重に検討」: 日本経済新聞 (nikkei.com)
東芝と言えば、2015年に発覚した不正会計問題が記憶に新しいところです。当時(やや)残念だったのは、虎の子の医療機器や半導体メモリーを売却した一方で、お荷物の不採算事業や低成長分野の整理を(十分)行わなかったことです。確かに不正会計は言語道断です。しかし不正会計即会社倒産ではありません(不正会計≠会社倒産)。仮に不正会計だけであれば、その後の立て直しは(十分)可能だからです。今回(こそ)は、債務超過や(その結果としての)上場廃止といった短期的な事象にとらわれず、東芝が有する技術力を活かした長期的な成長に資する判断をして欲しいと思います。