台湾の金融監督当局は、新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、6月末までに予定されていた上場企業の株主総会を、全て中止にすると発表したそうです。出所：2021年5月20日付日本経済新聞
新型コロナ: 台湾、全ての株主総会を中止・延期へ 計1931社に影響: 日本経済新聞 (nikkei.com)
日本も先日、緊急事態宣言の対象に沖縄を加えるなど(新型コロナウイルスの)感染拡大に歯止めがかかりません。このままの状態が続けば、昨年同様、「予定通り開催、株主の出席は(事実上)不可」というパッチワーク的な対応を採るのでしょうか。または、ピンチをチャンスに変えて、「総会開催日の集中」や「電子化」といった(積年の)課題に取り組み、本質的な対応への端緒と解されるwithコロナにおける新常態(ニューノーマル)へ踏み出すのでしょうか。それにしても、「20日、新たに295人の感染者を確認したと発表した。5日連続で200人以上の感染が確認され、過去最悪の状態が続く。感染者は20日現在、累計2,825人。域内での感染者数は1,669人。死者は累計15人」を受けて、「全て中止にする」という判断を、このスピード感でくだす台湾当局の胆力に感心しました。