中国企業の海外上場に使われているVIE（Variable Interest Entity、変動持分事業体）に関して、今後は、中国国外で法人登記したVIE採用企業も、海外上場に際して中国当局の認可を求められる可能性があるそうです。
出所：2021年7月13日付日本経済新聞 中国迂回上場｢VIE｣、米で膨張180兆円 対立再燃で波乱も: 日本経済新聞 (nikkei.com)
確かに、英領ケイマン諸島などに法人登記している中国企業に対して、適切なチェックがなされることなく米国市場への上場が認められているとすれば、中国政府による規制強化にも理屈があるのかもしれません。それはさておきVIEは、アリババをはじめとする巨大企業が
軒並み採用し、時価総額は約180兆円に達するそうです。例えば、日本（企業全体）の時価総額約700兆円と比較すると、その規模感に驚かされます。