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会計不正公表企業が減少

2021年3月末までの1年間で、粉飾決算などの会計不正を公表した企業は25社と、前の年度に比べて46%減ったそうです。

出所:2021年8月25日付日本経済新聞 会計不正、公表46%: 日本経済新聞 (nikkei.com)

JICPAの一次データ(*)によると、「上場会社及びその関係会社が公表した会計不正」が対象です。したがって約4,000社の中の25社、0.625%(=25÷4,000)の企業で、不正が公表されたことになります。

(*)経営研究調査会研究資料第8号「上場会社等における会計不正の動向(2021年版)」の公表について | 日本公認会計士協会 (jicpa.or.jp)

この点、「不正が発見しにくくなった」「発見が減った」「チェックも甘くなりかねない」といった面があるのかもしれません。しかし、監査新常態は既にwithコロナのニューノーマルです。不正公表企業の減少を(額面通り)前向きに受け取ることが出来るよう、適切な社内の内部統制・社外の外部監査を目指してもらえればと思います。