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アベノマスクの今

昨年4月に配布されたアベノマスクに関連して、「介護施設などに配るため政府が調達した布マスク約1億4千万枚のうち、今年3月末時点で約8,200万枚(約115億円相当)が倉庫に保管されてい」て、「昨年8月~今年3月の保管費用が約6億円に上ることも判明し」たそうです。出所:2021年10月27日付日本経済新聞

政府配布の布マスク、8200万枚・115億円分余剰 検査院: 日本経済新聞 (nikkei.com)

これに対して、「全世帯向けのいわゆるアベノマスク約1億2千万枚」は、全量配布済(という整理のよう)です。ただ、配布されたアベノマスクは、当時すぐに使わなければならない状況ではありませんでした。一部には、不良品が混入していました。したがって、配布されたアベノマスクが、どのように利用されたかは不明です(実際わが家も未開封のままです)。例えば、あてるモノサシを、受渡条件ではなく検収条件や返品権付受渡条件とすると、(配布先が負担しているかもしれない実質的な余剰と保管費用を含めた)アベノマスクの今が、浮き彫りになるかもしれません。