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なんでも開示

最近、「開示」に関する記事や報道に接する機会が増えました。先日も、「なんでも開示」によって、企業の負担は増す一方、(一般)投資家は(膨大で詳細な)開示を読みこなせていないのではないか、という指摘がありました。

出所:2021年11月17日付日本経済新聞 なんでも開示に落とし穴: 日本経済新聞 (nikkei.com)

この点、(一般)投資家は(膨大で詳細な)開示を全て読みこなす必要はなく、それぞれが関心のある部分を(必要に応じて)読み込めば良いように思います。企業の負担増に関しては、先ず開示を説明責任解除(≠説明責任回避)の手段として認識し、その上でテンプレート通りの決まり文句で構成される長大なものにせず、透明性を増す工夫が求められているのではないでしょうか。