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決算発表の集中

上場企業の決算発表が、特定日に集中する傾向が再び強まっているそうです。実際、2022年3月期の決算発表は、5月13日(金)が最多となる見通しで、全体の39%にあたる875社が予定しているとのことです。

出典:2022年4月21日付日本経済新聞電子版 決算発表、来月13日に集中: 日本経済新聞 (nikkei.com)

この点、確かに、①例年は5月14日~15日に発表する企業が多いが、今年は両日が土日にあたった、②ロシアのウクライナ信仰や原材料価格の高騰、供給網混乱などここにきて経営環境が急激に変わっており、開示期限(45日ルール)まで見極めたいといった事情はあります。しかし、決算期の集中その弊害は、既に良く知られているところです。

beforeコロナの3年前はともかく、withコロナの現在においても、決算発表の分散というニューノーマル(新常態)への移行は困難ということでしょうか。