この映画は、フレンチ・ディスパッチのウェス・アンダーソン監督が2014年に制作しました。第87回アカデミー賞では、作品賞ほか同年最多タイの9部門でノミネートされ、美術・衣装デザイン・メイクアップ＆ヘアスタイリング・作曲の4部門を制しました。当時の話題作でした。しかし見逃しました。そこで今回Amazonプライムで鑑賞しました。
映画の舞台は、東ヨーロッパのズブロフカ共和国という架空の国です。ストーリーは、①現代を生きる作家がブダペスト・ホテルのオーナーに昔話を聞いた1960年代の回想、②その昔話が実際に起こっていた1930年代の再現が中心です。全体を通してテンポが良く、レトロ感満載のほどよいコメディ・サスペンス映画でした。アンダーソン監督ならではの（1960年代と1930年代でスクリーン・サイズを変えるといった）きめ細かいこだわりも随所に楽しむことができました。