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博士離れ

文部科学省が公表した学校基本調査(速報値)によると、2022年度、大学院博士課程に在籍する学生数は7万5,267人で、2年連続で減少したそうです。博士課程修了者の就職状況は厳しく、将来不安-修了後の不安定な雇用状況-が博士離れにつながっているという懸念が指摘されています。出典:2022年8月24日付日本経済新聞電子版 「博士離れ」浮き彫り、学生2年連続減 就職状況厳しく: 日本経済新聞 (nikkei.com)

この点、大学院博士課程に在籍する学生数(の減少だけ)を取り上げるのは妥当?という素朴な疑問が浮かびます。少子化の進行で、若い世代そのものが減っているからです。また「社会人博士は、2021年度までの20年間で2倍になり、博士全体の4割超を占め」ています。一口に博士といっても、その中身は、時代とともに変化しているのかもしれません。

そういえば、昔、子供の将来に期待して「末は博士か大臣か」という言葉がありました。最近はあまり語られないのでしょうか。