タイトルの類似性-Think Civility, Think Clearly-に目を惹かれました。
前者は「礼儀正しさ」について、様々な視点から説明した上で、3つの原則(笑顔を絶やさない、相手を尊重する、人の話に耳を傾ける)と5つの心得(与える人になる、成果を共有する、褒め上手になる、フィードバック上手になる、意義を共有する)を説いています。後者は「明瞭であること」について、学術研究も踏まえて52項目に分けて解説しています。
どちらも目新しいことが書かれているわけではありません。どちらかというと、当たり前のことが書かれている印象です。しかしデジタル・テクノロジーが急速に進歩している現代こそ、人が「礼儀正し」く「明確であること」の重要性を再認識する機会となりました。
世の中には変わるもの(≒変わって良いもの、変わらなければいけないもの)と変わらないもの(≒変わってはいけないもの)があります。その中で、「礼儀正しさ」「明確であること」は、変わらないもの(の1つ)として受け継いでいくものだと感じました。