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『マリー・クワント展』鑑賞

東急/文化村で開催されている『マリー・クワント展』へ足を運びました。

マリー・クワントは、1930年にイギリスで生まれたファッション・デザイナーです。デイジーマークの生みの親としても知られています。先日亡くなったエリザベス女王とほぼ同世代(マリー・クワントが4歳下)で、勲章を2度受勲しています。イギリスでは最も著名なデザイナーの1人です。

そんな彼女に関して、今回興味深かったのは、起業家としての一面です。具体的には、①ブランドロゴの先駆けとなったデイジーマークの活用、②ライセンス契約に基づく世界的なブランド展開、③自らがファッション・アイコンとなる広報活動といった、おそらく当時(1960年代)は斬新だった戦略を自ら立案し実行しています。モデルのツイッギー(2枚目の写真)やビートルズと共に、イギリス発の若者文化であるスウィンギング・ロンドンを牽引した1人として評価されているのも頷けるところです。

正直ファッションは良く分かりません。しかしこの時代からすでに、幅広い分野で活躍する女性がいたことを知る機会となり有意義でした。平日お昼前の会場は、女性を中心に結構な賑わいでした。