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ファーストリテイリングが国内人件費を15%引き上げる

ユニクロを運営するファーストリテイリングは、3月から、国内従業員の年収を最大4割引き上げるそうです。パートやアルバイトの時給の引き上げも既に実施しており、国内の人件費は約15%増える見込みとのことです。

出典:2023年1月11日付日本経済新聞電子版 ファーストリテイリング、国内人件費15%増へ 年収最大4割上げ: 日本経済新聞 (nikkei.com)

この点、「ファストリは現在、欧米を中心に海外従業員の方が年収が高い。」とは知りませんでした。しかし、「世界3位のアパレル企業」として、「本社のある日本での人材育成を重視して」おり、「国内で大幅に賃金を見直すことで、グローバルな水準に近づける狙い」で高い給与を支払い、優秀な日本人を雇用するという経営判断を下したことは素晴らしいと思います。日本企業のフロント・ランナーとして頑張って欲しいと思います。以下補足です。

①同日の一面トップ(紙)はこの記事でした。

②マネージャー級の年収が、米国の約半分の水準で、中国に比べても低い事実に、「自分たちが少国民だという自覚」をここでも促されました。

③非財務情報、例えば人的資本に関しては、有価証券報告書で人件費総額を開示することがはじめの一歩かと思いました。