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名古屋市の人口も転出超過

名古屋市の人口が、2014年に外国人の集計を開始して以降、初めて転出超過に転じたそうです(1) 。出典:2023年1月30日付日本経済新聞電子版 名古市、初の「転出超」に 22年の人口移動: 日本経済新聞 (nikkei.com) 

記事によると、「三大都市圏の一角を占める名古屋圏でも東京圏への人口流出を防ぐ『ダム効果』が失われつつあ」り、「名古屋圏からの日本人の転出超過は拡大傾向にある。19年以降は4年連続で1万人を超えた。移動先は東京圏が大半で、年齢別にみると10代後半から30代前半までの若年層が多い。」とのことです。

この点、東京への人口集中が再加速と整合的です。実際、①実家(@名古屋市守山区 )近辺の様子(2)や、②今回利用した市営バスの状況(3)を見ても頷けました。

昭和の時代から令和に至るまで、「新幹線」「オリンピック」「博覧会」といったハコモノに頼ってきたツケが、トヨタを擁する名古屋市にも回ってきたのかもしれません。

(1)名古屋市が属する愛知県は、すでに3年前、人口減少に転じている

(2)名古屋市北東部に位置する。区域は前身となる旧守山市の市域に相当する。名古屋市16区の中で唯一地下鉄の駅が存在しない。

(3)利用時間帯が平日の昼間だったせいか、乗客はまばらかつほとんどが敬老パス保有者のようだった。