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IASBセミナー「IFRS会計基準を巡る最新動向」に参加

先週、IASBセミナー「IFRS会計基準を巡る最新動向」に参加しました。久しぶりの会場(リアル)参加でした。

プログラム前半のIASB議長による基調講演およびIASB理事による講演(1)は、どちらも生の声を直接聞くことができて有意義でした(2)。これに対して、後半のパネル・ディスカッションは、時間的な制約もあり止むを得なかったのでしょうが、やや隔靴搔痒の感がありました。例えば、Ⅰ(「のれん」~「企業結合-開示、のれん及び減損」プロジェクトについて~)においては、2022年11月にIASBがのれんを定期償却しない現行ルールの維持を決めたばかりでもあり、discussionに注目していました。しかしdiscussant5名(3)がそれぞれの立場からの説明・主張を述べるにとどまったようです。

(1)タイトルは「IASBプロジェクトの最新動向」。

(2)内容的にはHPなどで公開されているものだった。

(3)5名の内訳は、IASBから議長と理事の2名、日本から作成者・利用者・会計基準設定主体(が各1名)の計3名。