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藤井聡太五冠が棋王のタイトルを奪取、六冠になる

藤井聡太五冠が、棋王のタイトルを奪取し六冠になりました。六冠は、羽生九段が24歳2ヵ月で達成したのに続く2人目で、20歳8ヵ月での達成は最年少記録です。出典:2023年3月19日付日本経済新聞電子版 将棋・藤井聡太五冠が棋王奪 最年少で六冠に - 日本経済新聞 (nikkei.com) 

同日放送されたNHK杯でも初優勝しました。これでタイトル戦を除く4つの一般棋戦(1)を全て制した(2)ことになります。出典:2023年3月19日付日本経済新聞電子版 藤井聡太五冠NHK杯初優勝 将棋、4棋戦を全て制す - 日本経済新聞 (nikkei.com)

来月は、名人への初挑戦となる七番勝負(3)が控えています。史上最年少の名人が誕生するかどうか見守りたい(4)と思います。出典:2023年3月9日付日本経済新聞電子版 将棋・藤井聡太五冠、最少名人に挑む「大きな舞台に」 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

(1)NHK杯戦、朝日杯、銀河戦、JT日本シリーズの4つ。

(2)同一年度(2022年度)に4つの棋戦を制したのは史上初。

(3)昨年昇級したA級順位戦でプレーオフの末に挑戦者となった。 

(4)ところで、来期のA級順位戦に所属する10名の棋士に40歳以上はいない。1位 渡辺名人(38)または藤井六冠(20)、2位 広瀬八段(36)、3位 豊島九段(32)、4位 永瀬王座(30)、5位 斎藤八段(29)、6位 菅井八段(30)、7位 稲葉八段(34)、8位 佐藤九段(35)、9位 佐々木八段(28)、10位 中村八段(34)。藤井六冠の誕生とともに、棋士の世界に、「40歳定年の時代」が訪れたのかもしれない。