· 

アンデッシュ・ハンセン、久山葉子[訳](2021)『最強脳』読了

以前読んだ『スマホ脳』では、スマホの問題点が、科学的エビデンス・脳の進化論・遺伝子学の観点から説明されていました。では、私たちはどうすれば良いのか?という問いに答えてくれるのが本書(1)です。

その答えは、「体を動かそう・運動しよう」でした。本書は、運動が、①なぜ大切で、②心と身体にどう効果的なのかについて、丁寧に説明しています。また、「運動なら何でもOK」というシンプルなメッセージも、敷居を低くしています。

私自身は、すぐに何かを始める・変えることは考えていません。取りあえず身近なところで、5階の研究室へ上がる際の階段利用(2)を始めました(いつまで続くか分かりませんが)。

(1)『スマホ脳』でも「睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること」(p.235)と述べている。本書は、より詳細かつ具体的に説明している。

(2)新型コロナ以降、下りは階段を利用している(上りはエレベーター)。