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『エドワード・ゴーリーを巡る旅』鑑賞

渋谷区立松濤美術館(1)で開催されている『エドワード・ゴーリーを巡る旅』へ足を運びました。

エドワード・ゴーリー(1925年~2000年)はアメリカの絵本作家です。その絵本は、①道徳・倫理・教訓といった一般的なイメージからは想像できない、不条理なストーリーや暴力的なシーンを含み、②挿絵も全てモノクロの線描で描かれている、怖いけれど美しい独特の世界(2)を醸し出すものでした。近年、日本でも『うろんな客』『不幸な子供』など(の絵本)が次々と紹介され、人気を博している(3)のも頷けました。

ところで松濤美術館は、哲学の建築家として知られる建築家 白井晟一の晩年の代表作(4)だそうです。チャンスがあれば、職員さんによる館内建築ツアーに参加したいと思いました。

(1)松濤美術館および松涛文化村ストリートは初めてだった。なお渋谷駅からの途上にある東急百貨店本店およびBunkamuraは何度も来ている。

(2)今回は、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」「本作り」「ケープコッドのコミュニティと像」の5つのテーマで構成されていた。

(3)平日の夕方だったが、結構な賑わいだった。なお来館者のほとんどは大人だった。

(4)確かに印象的な建物だった。