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卓球日本の今後

日本は、南アフリカのダーバンで行われていた卓球の世界選手権個人戦で、銀1・銅2の計3個のメダルを獲得しました。その中には、男女を通じて唯一、中国勢の表彰台独占を阻む銅メダルも含まれています。選手の皆さん、お疲れ様でした。

2023年5月29日付日本経済新聞電子版卓球・早田ひな快挙も遠い中国の背中、男子は底上げ急務 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

一方、全5種目を制した中国との差は依然大きいことも思い知らされ(1)、田勢監督・早田選手が決意(2)(3)を語っています。また、伊藤選手は、「これまでは(国内選考会(4)で争う)日本の選手を倒さなきゃと思っていたけど、絶対に中国人選手の方がレベルが高い。国内で勝つためにも中国選手を倒す気持ちでやらないと」強調しています。

この点、目標設定や意識の違いが与える影響は、日本企業や他のスポーツでみることができます。卓球日本は今後どの道を進むのでしょう。

(1)張本選手は、「(中国ペアは)戦術や小細工が効かない。個の力をを伸ばさないといけない」と力の差を認めている。

(2)五輪に出たいだけでなく、本当に世界で勝ちたいと思う選手を育てないといけない。

(3)練習から自分にプレッシャーをかけるなど、量ではなく質を考えたい。

(4)日本卓球協会は、東京五輪までは、他国と同じように世界ランキングの上位2人を代表に選んできた。しかしパリ五輪の選考は、主に国内大会やTリーグの成績を重視した独自ポイント制に切り替えた。