資本金の額を減らす企業が増えており、直近の特長は、大企業や黒字企業の減資が増えていることだそうです。出典：2023年７月14日付日本経済新聞電子版「1億円以下に減資」昨年度3割増 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
この流れは昨年から継続しているようです。確かに、税負担の軽減が図れるなら資本金を１億円以下へ減資しようと考える企業(1)がいても不思議ではないと（は）思います。これに対して、「国は減資による税軽減を防ごうとしている。」とのことです。本件難しい舵取りを迫られそうです(2)。
(1)控除額のフル活用、外形標準課税の適用除外といった意図であろう。
(2)例えば会社法（第２条第６項）は、大会社の要件として、資本金５億円以上または負債200億円以上と定めている。