東証プライムからスタンダードへ移行する企業が600社弱(1)となり、その結果、プライム企業は1,600社前後まで減少する見通しだそうです。出典：2023年９月28日付日本経済新聞電子版東証プライム、2割減 再編1年半 - 日本経済新聞 (nikkei.com) プライム市場、選別進む 企業価値向上へ「看板」より身の丈 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
東証による市場再編から１年半が経過するこのタイミングは、「今年４月から６ヵ月限定で無審査でスタンダード市場への移行を認める特例措置」の期限でもあることから(2)、「プライム上場企業という「看板」より身の丈にあわせて、将来の成長や事業投資を優先する企業が増えた結果、名ばかりと呼ばれたプライム市場の選別が徐々に進んできた」結果のようです。
この点、上場企業は、①プライムやスタンダードといった枠組みにとらわれず企業価値向上に取り組み、②プライムより上の市場を含む再々編が必要な状況を作り出すよう願っています。
(1)2022年４月の市場再編時に移行した企業が338社で、2023年10月までの特例を活用し移行した企業が少なくとも167社ある。
(2)結局、2023年９月29日の期限までに177社がスタンダード市場への移行を申請した。出典：2023年10月２日付日本経済新聞電子版東証プライム177社がスタンダードに移行 速報値発表 - 日本経済新聞 (nikkei.com)