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エリクソンが減損損失計上

スウェーデンの通信機器大手のエリクソンは、2023年7〜9月期に、320億クローナ(約4,400億円)の減損損失を計上するそうです。2021年に62億ドル(当時のレートで約7,100億円)で買収を発表した、クラウドサービスなどを手掛ける子会社の米ボネージに関するのれんの減損などの影響とのことです。出典:2023年10月12日付日本経済新聞電子版エリクソン、4400億円の減損計上へ 79月期 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

3ヵ月前には日本郵政による減損処理がありました(1)。この点、いずれの会社においても、会計基準は適切に適用されているはずです。とはいえ、減損テストにより認識される減損損失が「too little, too late」ではなかったか?という素朴な疑問は生じます。

(1)日本郵政は本件減損処理を次期(2023年7~9月期)において戻し入れている。出典:2023年9月29日付同社IRニュース有価証券評価損の戻入れに関するお知らせ (xj-storage.jp)