· 

COP28において岸田首相と日本が化石賞を受賞する

気候変動枠組み条約第28回締結国会議(COP28)において、岸田首相(1)と日本(2)が化石賞(3)を受賞したそうです。

この点、確かに、「既存施設の廃止に言及せず、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出さないアンモニアを燃料に混ぜる技術」に期待を寄せるだけでは、対策として十分ではないかもしれません。しかし、化石賞の意義や認定団体(4)の素性は気になるところです(5)

(1)岸田首相の演説が「グリーンウォッシュ(見せかけの環境対応)だ」と批判された。出典:2023年12月4日付日本経済新聞電子版 岸田文雄首相演説に「化石賞」、COP28で環境団体 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

(2)日本の「脱炭素に逆行するとして批判が強い石炭火力発電を温存する姿勢」が理由として挙げられた。出典:2023年12月6日付日本経済新聞電子版 日本に再び「化石賞」 COP28、石炭火力巡り - 日本経済新聞 (nikkei.com)

(3)気候変動対策に後ろ向きな国に贈られる賞。

(4)世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」。

(5)例えば、昨年読んだ『ルールの世界史』の帯には、「ルールが最強のビジネスツールだ!」と書かれている。