先日の駅伝で刺激を受け、本書を手に取りました(1)。
筆者は、①整形外科医、②サブスリーランナー(2)、③ウルトラランナー(3)という3つの顔を持っています。したがって内容は、科学的・論理的(4)(①の立場)かつ実践的(5)(②③の立場)でした。また機能性ソックスやサプリメントといった、ランナーが気にしがちなことに関する分析・評価も明解でした。とはいえ、それらを今後どう活かすかは自分次第です(6)。
(1)帯の「走る強さは、年齢と比例しない」も興味深く感じた。
(2)42.195kmのフルマラソンを走るランナー。
(3)42.195km超のマラソンを走るランナー。
(4)例えば、運動生理学の専門家ではない筆者だが、①(運動生理学の)専門家による著書や論文を狩猟し、②ランニングという観点から丁寧に読み解いている。
(5)例えば、ランナーが重視すべきこととして、①ある速度帯をいかに少ないエネルギーで走ることができるかの指標であるランニング・エコノミー、②地面を蹴って後方に残った脚は畳まないことを挙げている。
(6)実は3年前にも同じジャンルの本を読んでいる。しかし毎年の世田谷ハーフマラソン(以下、世田谷HMという。)以上に長い距離を走ったり、世田谷HM以外のレースに出ようとは思っていない。ただし来年駅伝に参加するとしたら、チームに少しでも貢献したいという気持ちはある。