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日本株 薄れる存在感?

株価指数算出の米MSCIが、代表的な全世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」から日本株を14銘柄減らすと発表したそうです。出典:2024年5月16日付日本経済新聞電子版日本株、円安で薄まる存在感 全世界株指数から14銘柄減 今堀祥和 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

この点、「円安でドル建ての時価総額が目減りし、削減数は2年ぶりの多さ」で、「日経平均株価は2月にバブル期以来の最高値更新を果たしたが、世界株も成長が続く。日本株の相対的な存在感低下には歯止めがかからない」とのことです。

しかし時価総額比率では米国に次いで2位(1)のようです。むしろ(喫緊の)課題の所在は、円安(による目減り)というよりは、人口減少と少子化・高齢化に歯止めがかからない社会およびイノベーションや生産性の向上が求められている企業にあるように思います。

(1)米国が63.5%で1位。日本は5.19%で2位。3位は英国で3.50%。