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映画『ブラックベリー』鑑賞

題名のブラックベリー(BlackBerry)は、カナダのブラックベリー社(旧リサーチ・イン・モーション社)が開発した携帯端末と関連するサービスのことです。

昔(前職において)初めて支給された業務用携帯電話がブラックベリーでした。当時、①メールを無料で送受信できる機能性(1)、②キーボードを搭載した独特のデザイン性で高い人気(2)を誇っていました。その頃の仲間から、日本で劇場公開されるかどうか知らないが、ブラックベリーを題材にしたカナダ映画があると教えてもらいNetfliexで視聴しました。

この作品は、実話をもとにした劇映画で、ドキュメンタリーではありません。したがって全てを鵜吞みにすることはできません。しかし、カナダのオンタリオ州でこだわりを持ってモノ作りをしていたベンチャー企業の栄枯盛衰(3)は興味深かったです。また、スティーブ・ジョブズによる2007年のiPhoneを発表するプレゼンテーションが、多くの人々にワクワク感と熱狂をもたらした一方で、ブラックベリーの関係者にとっては大きな分岐点となったことは印象に残りました。同時に、ブラックベリーの1userとして、①両手の親指でtextしたり、②ミーティングの合間や移動の隙間時間にメールチェックをするようになったことを懐かしく思い出しました (4)。教えてくれた友人に感謝です。ありがとうございました。

(1)1996年に発売された携帯情報端末が起源。2002年からは音声通話やウェブサイトの閲覧に対応していた(iPhoneの発売は2007年)。

(2)多くの著名人、例えばアメリカのオバマ元大統領も愛用していたことはよく知られている。

(3)ビジネスセンスに優れた共同経営者を得て急速に業容を拡大する栄光期、強力なライバル企業の出現で勢いを失っていく衰退期。

(4)正直(中間管理職の端くれとして)、業務用としてブラックベリーを貸与されたことが嬉しかった。