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藤井七冠 2つ目の永世称号を獲得

将棋の第65期王位戦七番勝負第5局で、藤井七冠が挑戦者の渡辺明九段に勝ち、5連覇を果たしました。王位連続5期獲得により、棋聖位に続き2つ目の永世称号となる「永世王位」の資格を得ました。おめでとうございます。出典:2024年8月28日付日本経済新聞電子版

藤井聡太七冠、2つ目の永世称号 将棋・王位戦5連覇 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

藤井七冠は、既に史上最年少で永世称号を獲得しています。今回、「永世称号を複数獲得したのは5人目で、22歳1カ月での永世二冠は史上最年少」です。また、「通算タイトル獲得数は歴代6位の24期と」なりました。

ところで、(敗れた)渡辺九段は、①永世称号を複数獲得し(1)、②2020年には(名人を含む)四冠を保持する第一人者でした。残念ながらそれ(2020年)以降、藤井七冠を挑戦者として迎えた全てのタイトル戦で敗れ 、現在は無冠です。確かに40歳という年齢は厳しいのかもしれません(2)。しかし以前のような存在感を取り戻してくれればと思います。

(1)永世竜王、永世棋王。

(2)例えば、①40歳は今期のA級棋士の中で最年長(他は、30代8名・20代1名)、②藤井七冠が唯一タイトル戦で敗れた相手は同学年の伊藤匠七段(年上の挑戦者は全て退けている)。